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がん最前線

第23回日本乳癌学会学術集会・ピンクリボンWALK&RUN参加

去る7月2日‐4日東京で開催された日本乳癌学会学術総会に参加して、乳癌に関する最新の話題を勉強し、また自分の演題を発表してきました。
今後、乳癌治療は手術の重要性がどんどん低下し、その分放射線治療やお薬の治療の重要性が高まっていきそうです。僕は外科医なのでこの流れには複雑なものを感じますが、これも医療の進歩の流れの一つであり、手術が縮小する分だけ患者さんの身体への負担が軽くなるので、これは致し方ないと思います。
全体として乳癌治療は、新薬や新技術の開発導入、チーム医療の推進により、治療成績が向上しかつ侵襲が少なくなってきており、以前と比べて確実に進歩してきていることが感じられました。我々は乳癌専門医として、医療の進歩に遅れないようしっかりと勉強・精進していかねばならないという思いを強く心に刻みました。

7月5日には学会付随のイベント「ピンクリボン ラン&ウオーク」に参加。ピンクリボンの仲間がデザインしてくれたウエアを着てお台場を走ってきました。当日は雨が降るあいにくの天気でしたが、その分涼しくて気持ちよくお台場ランを堪能できました。少しはピンクリボンをアピールできたかな!?(当プロジェクト実行委員長 吉野裕司(石川県立中央病院乳腺内分泌外科))